通報



そんな状態のオヤジは事の重大さに気付いたのか、私の横で落ち着きが無くなってきてオロオロしていました。

そうこうしている内に近所の自動車屋さんが出て来て「大丈夫ですか?」「救急車呼びますか?」と言ってくれました。私は、特に足意外に大きな痛みや出血が無かったので、救急車は断りました。


自動車屋さんは「警察呼んだの?」とオヤジに聞きました。
するとオヤジは
「あ、イヤ、被害者の怪我が心配で・・・。」と。
だったらなおさら救急車呼べよ!って。仕方なく私、携帯から自分で通報しました。

警察の来る間、自動車屋さんは「植込みの中じゃ危険だから」と私を歩道の方へ移動させてくれて、バイクも倒れたままじゃガソリン漏れるし、歩道に移動しなきゃね。と、安全確保をしてくれました。(超感謝)
一方オヤジは相変わらずオロオロ。。。



※本来、加害者にはこの様な義務があります※


・負傷者の救護義務

まず最初に、ケガ人がいるかどうか、ケガの程度を確認します。
そして、傷が軽い場合は、安全な所へ移動してもらいます。
重傷で、特に頭から出血していたり意識がない場合は体を動かさないようにして、救急車を呼ばなければなりません。必要に応じて止血や人工呼吸などをします。

・危険防止措置義務

引き続いて事故が起こるのを防ぐため、後続車の誘導など危険を防止するための措置を取ること。
事故者の移動は、事故の状況を残す必要上、特に危険でなければ警察が来るまで待ちます。


・事故報告義務

事故を起こした運転者等は、人身事故、物損事故について警察官等に対し、直ちに事故を報告する義務を負います(道交法72条1項)。
報告は最寄の警察署(派出所)にすることになります。



話は戻って、そうこうしている内に警察到着。
それぞれ警察に状況を説明しているとオヤジと話していた警察官の気まずそうな表情が・・・。

無言でこちらに歩み寄り・・・・
警察官「・・・・。」

「良く聞いてね。」

「・・・・・・・・・・・・・・・。」

「あのおじさん、無免許だわ・・・・。」

「1年半前に免許失効してるみたい。」


それを聞いて初め、意味が解りませんでした(爆


ari「へっ?  免許が無いって、無免許ですか?あのオヤジ。」


「うん。そうみたい」


「去年の12月1日に検問に引っかかって免許失効が発覚したらしく、その場では「忘れてた。」で通したので無免許で検挙されずに「早急に免許センターでしかるべき手続きをするように。」と言われ、お咎めなしだったそうです。

だけども、オヤジはその「しかるべき措置」を採らずにのうのうと無免許を続けたのだ。


「そして、今回の事故を起こした。」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」


もう私は驚きで言葉が出ませんでした。
そうです。これがオヤジが「ガクガクブルブル」してた本当の訳だったのです。

とりあえず、車の所有者も奥さんになってるし、こんな状態だから一度、奥さんの方と話した方がイイね。
と警察官に言われたので、オヤジと住所、連絡先の交換会。ついでに嫁の連絡先も教えてね。と。
こんなヤツと連絡先交換なんぞしたくなかった・・・(泣
事故処理も終ったから、後は人身にするなら病院で診断書とって警察署に届けてね。など、事故後のアドバイスを警察官に聞いてその場はお開き。

自宅の嫁にTELして迎えに来てもらい、救急病院へ。


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