オヤジと・・part1




事故後、オヤジがこちらへ連絡をしてきたのは3日後でした。


オヤジ:「先日はどうも・・・。」
「自賠責保険の方へ事故の届を出しまして、必要書類の請求をしました。
そちらへも書類が届きますのでよろしくお願いします。」

ari:「解りました。それでは待ってます。」
「それと無免許だから無理かと思いますが、任意保険の方はどちらですか?」


「えっと、車の中を見たのですが、証券が見あたらないのでちょっと解りません。」

「いや、解らないって、自分が運転している車が任意保険に入っているかいないのか位は解らないで運転していたのですか?」

「お恥ずかしいところ、そうです。」
「嫁に聞いてみないと解りませんので聞いてみます。」


「お願いしますね。」

そして次の日再び連絡がありました。

「どうも。」

「任意保険の方解りましたか?」

「いえ。ちょっと嫁の方にTELはしたのですが、私は関係ない!って切られてしまって・・・」

「TEL?切られてしまった?」「一緒に住んでいる訳ではないのですか?」


オヤジが言うには、既に嫁とは別居しており、離婚届に判を点いて渡してあるそうです。
しかし、離婚届が提出、受理されているか聞く確認のTELすらも出てくれない程に関係は壊れている状態だそうです。



「そうですか。でも解らないでは話にならないので、直接会ってでも聞いてくれないと困ります。」

「はい。そうします。解りましたら直ぐにTELしますので。」


不思議な事に、終始会話の中には「具合はいかがですか?」という気遣いは全くありませんでした。
そうしてTELを切ったのですが、次の連絡までにやはり数日が掛かりました。



「どうも・・・。」

「どうですか?解りましたか??」

「いえ。。何度かTELしたんですが、出てくれなくて・・・・」

「TELに出てくれないのだから直接会って話をするのではなかったのですか?」

「そうなんですが・・・・・」

「そうですか。でもこんな事を言ってしまうとスミマセンが『お宅の事情は私には関係ありません』早急に調べてください。」
「それが無理なら、こちらから奥さんの方へTELしますが。」


「申し訳ありません。こちらで、早急に行って話して来ますのでTELはしないで下さい。」

「でわ、お願いしますね。」「ですが、仕事もあるでしょうから時間を見て支障の無い様にしてくださいね。」

「ありがとうございます。そうしますのでもう暫くおまちください。」


そしてまた2、3日連絡が途絶えたが、向こうからの連絡を待った。
そして連絡が来ました。



「任意保険の方、解りました。嫁が言うには切れているとの事です。」

「切れてるんですか?」

「はい。嫁は結構前に切れていると言いました。」

「そうなんですか?お宅の嫁は任意保険が切れている車をダンナに運転させていたんですか。」

「・・・・・・そうですね。」「そうなってしまいますね。」

「それも困った話ですね。知っていたのか気付かなかったか解りませんが、随分人事なんですね。」

「お恥ずかしい話です。」

「今回、怪我は大した事ありませんでしたが、人殺してしまったらどうするつもりだったですか?」
「まぁ、知っていて無免許するぐらいだから何も考えていなかったんでしょうけど。。」


「・・・・・・・・。」





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